2010年04月24日

デジタル一眼レフ&コンデジのフィギュア撮影講座 〜其の弐〜 背景紙は大きく、レンズは撮影倍率は高く!

Canonのデジタル一眼レフ「KISS」を使ってのフィギュア撮影講座のその2です。
今回は、フィギュアを撮るためのレンズの画角(焦点距離が何mmかで決まる)と
それによって写る背景の範囲から背景紙にどのくらいの大きさが必要かを見てみます。

IMG_8257.jpg

とりあえず、こんな感じで背景紙とフィギュアを設置。(背景はサイズごとに判りやすい色分け)
レビュー対象のフィギュアの大きさ(5cm級、10cm級、20cm級)に合わせて、
レンズの焦点距離やカメラの位置(フィギュアとカメラの距離)を変えて必要なレンズを探っていきます。
絶対画質を求める方は、単焦点レンズでレンズ交換をし続けるか、
長めのマクロレンズでフィギュアに近づいたり離れたりするべきですが、
焦点距離を変えるのが楽ということでズームレンズを参考にするために
レンズはEF 24-105mm F4LとEF 70-200mm F4Lを使いました。
なお、ライティング講座ではないので、背景紙の選択や設置、光の当て方は適当ですので悪しからず。

それでは、画像を見ていただきたいと思いますが、
レンズの焦点距離は注釈のない限りは35mm換算ではなく、
純粋に表示されるレンズの焦点距離を書いていきます。
(購入されるときには、その数字で探すといいと思いましたので)

ねんぷち(5cm級)
IMG_0220.jpg

ねんぷちレビューを目的にするなら、100mmぐらいのレンズを使って50cm程度離れると、このように写ります。
ねんどろいどなら、もう少し離れて撮るか焦点距離を短く70mm程度にして画角を広げます。(写る範囲が画角)
一般的なレンズは「最短撮影距離」が0.4m以上になるので、これより小さいモノを撮る場合には、
Microと書かれている”マクロ”レンズ(ニコンは”マイクロ”レンズ)が主な選択肢になると思います。
単純にアップにするなら何百mmとかの超望遠レンズにすれば良いようにも思ってしまいますが、
どのくらい大きく写るかを示す「撮影倍率」が0.3倍を超えるようなレンズは稀なので、
フィギュアとカメラの距離が離さないとピントが合わせられないので結果は同じでダメですね。
背景紙は見てのとおりピンク色だけしか写っていないので、この場合はA3サイズで十分ですね。

20cm級(一般的なフィギュアのサイズ)を撮ってみると次のような感じになります。

その1 (f=30mm、カメラとの距離:0.5m)
IMG_0223.jpg

その2 (f=50mm カメラとの距離:0.7m)
IMG_0224.jpg

その3 (f=105mm カメラとの距離:1.1m)
IMG_0225.jpg

ちょっとレンズを換えてみて、望遠でねんぷちを狙ってみます。

その5 (f=100mm 距離:1.2m)
IMG_0226.jpg

その6 (f=200mm 距離:1.8m)
IMG_0229.jpg

どれも入る範囲で撮っていますが、
その1は、広角(f=30mmと短いレンズ)になるので、フィギュアが妙に間延びしてしまいます。
背景は黒いところまで写っているのでA1サイズでギリギリになってしまいます。
その2は、標準(f=50mm)レンズで撮っていて、距離も70cmと作業するスペースもあります。
背景は、青いところまでなのでA2サイズということになります。
その3は、100mmのレンズでフィギュアからカメラまで1m以上の距離が必要になります。
背景は、頑張ればピンク色のA3でもピッタリ背中につければ収まらなくもないですが、
背景とフィギュアにも距離があるべき(柄を暈してクッキリ感や影の問題)なので、A2が必要かと思います。
その5は、レンズは違っても当然ながら、その4と同じになります。
その6は、200mmの望遠レンズ(換算300mm)で収めるには2m近い距離が必要になるので、
部屋が狭い場合や家具の配置などで制約がある方もいるかもしれません。
背景はA3以外の部分は写っていないので、小さい背景紙なら遠近感を圧縮(遠くのものを大きく)するために
圧縮効果の高い望遠で撮る方法に頼ることになります。
ただ、絞って望遠を使うと三脚が要るので、かなりの幅も必要です。。。

ちょっと近づいて、ねんぷちを撮ります。

その7 (f=200mm 距離:1.2m)
IMG_0227.jpg

その7は、200mmの望遠でねんぷちを撮るにはちょうどいい感じで、
背景もA3で十分な感じになります。
ちなみに、ねんどろいど撮りにはジャストフィットですね。

ねんどろいど (f=200 距離:1.2m)
IMG_0228.jpg

いろいろと簡単にできる範囲でチェックしてみましたが、
背景は、大は小を兼ねるのでA2サイズにして、レンズは50〜100mmをカバーできればいいのかなと思います。
ただ、全体を撮るの場合の話で、パーツをアップで撮るには普通のレンズ(撮影倍率0.3程度)では限界ですので
トリミングに頼るか、撮影倍率が1に近い(寄れる)レンズが必要になります。

アップ1 (f=100mm 距離:0.3m)
IMG_0232.jpg

アップ2 (トリミング)
IMG_0228-tri.jpg

最初のねんぷちや博麗さんが普通のレンズでの最大にアップになりましたが、
Canonのマクロレンズ(EF100mm F2.8L)を使って撮影すると、その1までアップになります。
ちなみに、先の画像を等倍でのトリミング(長辺1200pix)したデータが、その2になります。
これもX4が1800万画素だからこそ、なせる能力かと思います。
それでもトリミングするより、アップで撮ったものを縮小した方が画像は綺麗になりますね。
トリミングはピントが合っていないところを拡大したらボケた画像になるので使えません。

IMG_0230.jpg

20cm級のフィギュアでギターの一部だけのようなパーツレビューにも耐えられます。
胸とか靴とかの紹介をするなら、トリミングかマクロレンズが必須ではないでしょうか。
(狭義の)マクロレンズと言われるものは、撮影倍率が1倍で、どのレンズでも最大アップは同じになりますので、
あとは、同じレンズで全身も撮るのであればカメラとフィギュアの距離がどれぐらい取れるのかで選ぶことになります。
フィギュア写真の”レンズの焦点距離”と”フィギュアとの距離”を参考にしてください。
個人的には、全体を撮るのにAPS-Cで100mmは長いように思いますので、
最初の1本だけなら換算100mmぐらい(表記50mmあたり)のレンズがオススメですね。
あと、20cm級を大きく超えるフィギュアの外箱もレビューをする場合は、100mmのレンズは厳しいかと。。。

背景紙は、最大サイズがスペースの兼ね合いで決まると思うのですが、
ロー気味のアングルで撮ることを考えて大きめにしておくと良いと思います。
水平だけなら、ねんどろいどA3、20cm級A2で収まる感じですね。
レンズは、フィギュア撮影でオールマイティさを求めるなら、ズームレンズで撮影倍率が高いレンズを選んでください。

==10/04/30追記
一眼&コンデジの撮影倍率については、補足の記事を書きました。
デジタル一眼レフ&コンデジのフィギュア撮影講座 〜其の弐点弐〜 撮影倍率はアップの目安

(撮影講座の目次に戻る)


タグ:撮影方法
posted by HINA at 15:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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